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『投資で一番大切な20の教え』

「書籍紹介」では、私が読んだ投資関連の本の中で皆さんにお勧めしたい本をご紹介していきます。

ハワード・マークス(貫井桂子訳)(2012)『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識』日本経済新聞出版社

繰り返し読む価値がある良書。著者は、オークツリー・キャピタル・マネジメント会長兼共同創業者。同社はハイイールド債投資や不良債権への投資を得意とする。市場の効率性が必ずしも高くない分野(不良債権等)で、本質的価値より安く買うこと、リスクコントロールに重点を置く。上げ相場でベンチマーク並みのリターンを、下げ相場でベンチマークを上回ることを目指す。

投資で成功するための思考方法を分かりやすく解説している。たとえば、単純で底が浅く誰にでもできる一次的思考に対し、投資で成功するために欠かせない二次的思考は奥が深く複雑で入り組んでいる。二次的思考をするとき脳にかかる負担は大きく、二次的思考ができる人の数はわずかである。二次的思考の特徴は周りと違っていて、なおかつ、より優れていることである。

「標準よりもすぐれたパフォーマンスを達成するためには、標準的ではない見通し、ひいてはポートフォリオを持たなければならない。そして、その見通しはコンセンサスよりも正確でなければならない。周りと違っていて、なおかつ、よりすぐれていること。二次的思考の特徴を端的に説明すると、こうなるだろう。(P.24)」
この記述を読むと、投資に臨むにあたって持つべき心構えが分かる。

市場の効率性、バリュー投資とグロース投資、リスクとリターンなどについて、著者独自の視点・表現で解説している。

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